読書会の学習内容と感想

シルバーバーチの霊訓

❏ 読書会の学習内容と感想

11月の学習内容

スピリチュアリズムの思想体系2 「摂理としての神」― その1

今月は「摂理としての神」の重要ポイントと、「神と人間の関係の大原則」について学びました。シルバーバーチによって、人類は初めて「真実の神の姿」を知ることができました。それは「創造主」「大霊」「愛」「摂理・法則」「究極の理想・目標」として示されています。4つめの「摂理・法則としての神」は、シルバーバーチの神観の最大の特徴です。スピリチュアリズムの思想の中でも極めて重要です。それは今後、地球上の宗教を根本から変えていく革命的な内容を持っているからです。

初めにシルバーバーチの言葉を確認しましょう。

私たちは、大霊(神)とは何かを明らかにしようとしていますが、それは摂理を通して大霊を明らかにすることにほかなりません。私たちは、大霊の摂理をお教えしようとしているのです

                           

教えの上 P105 4~6

〈 摂理・法則としての神 〉

神は摂理を造り、摂理を通して霊界・宇宙 万物と全生命体を支配しています。
人間 も神の摂理によって造られ、存在を維持しているのです。神が造った摂理・法則は訂正されることはありません。 永遠に存在し、すべてのものを機械的に支配し続けます。機械的と言うことは人間の感情の入り込む余地はないということです。自然現象も、一人ひとりの人間に起こってくることも、すべて摂理通りの結果であるということです。神の摂理が唯一「永遠の霊的真理」と言えるものです。摂理の完全性は、それを造った神の内に完璧な叡智があることを意味しています。神が全知全能であったために、摂理が完璧なものになったのです。摂理の完璧性は神の知の反映です。人間は四季の移ろいが、神の摂理によって営なまれていると感じた時、人智を超えた知性の存在、神を実感します。それは摂理を通して、神の姿の一端を垣間見たことになります。

〈 神と人間の関係の大原則 〉― 摂理としての神のエッセンス

従来の宗教では、信仰者は神と直接関係を持てると信じてきました。人間は神にすがって、直接救いを求めてきたのです。真剣に祈れば全知全能の神が直接願いを聞き入れてくれて、奇跡を起こし救ってくれると思ってきました。「神の人間への直接支配」が従来の宗教の共通認識だったのです。しかしシルバーバーチによって神の人間への直接的関与はないことが明らかにされました。シルバーバーチが明らかにした神と人間の関係の大原則は「摂理を介した間接的な関係である」ということです。これは、これまで人類が知ることのできなかった画期的な内容です。人間は摂理を通してしか、神と関係を持てないのです。「神と人間は摂理を介した間接的な関係」この大原則が分らなかったことが、これまでの宗教が正しいものになれなかった最大の原因です。信仰と言えば神への祈りです。多くの信仰者が膨大な時間とエネルギーを費やして、神に祈りを捧げてきました。しかしどれだけ真剣に純粋に祈っても、その祈りの内容が摂理にかなっていなければ、人間の願い通りにはならないのです。祈りに対しては、摂理通りの答えが人間に示されるのです。「摂理としての神」は、スピリチュアリズムの霊的真理の核と言えるものです。シルバーバーチは教えの中で「摂理としての神」を強調しています。それは従来の間違った神観を正し、地上人に「真実の神への信仰をして欲しい」という愛の思いからなのです。

❒ 11月 読書会の感想

霊界のグループの中では意志疎通ができるだろうけど、地上では色々な段階の人がいるから、摂理を守って生きてほしいと思っても難しいと思います。自分にとって悪いことがあっても、感謝して意志を強く持って変えていかなくてはならんと思いますね。何をするにも愛情を持ってしていかなくてはならないと思いました。生きているうちに神を信じ、摂理をよく勉強していけば、人間性がよくなると思います。

90代 男性

「摂理としての神」は、真理の中で最も重要なことだと受け止めました。が、その反面、自分を摂理に添わせた方向に向けることは、最も難しいことだと思います。しかし、私の隅々まで知りつくし、私にとって最もよい生き方に導こうとしている存在に、全幅の信頼を置いて生きていかなければと思いました。

60代 女性

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