読書会の学習内容と感想

シルバーバーチの霊訓

❏ 読書会の学習内容と感想

2月3月はスピリチュアリズムの本質である“霊界主導の地球人類救済運動”について、スピリチュアリズム普及会が作成したビデオで学習しています。今回は「救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」のビデオの後半部分を見ました。

2月ビデオ前半の内容 ―
・スピリチュアリズム運動とは“ 霊界主導の地球人類救済計画 ”
・スピリチュアリズムによる地球人類救済計画の全体像 こちらから ⇨

3月の学習内容 ビデオの後半部分

・霊界が霊的真理を地上に降ろすまでのプロセス
・霊的真理から救いに至る自力救済のプロセス

< 霊界が霊的真理を地上に降ろすまでのプロセス >
霊界は地上の悲劇の根本原因である人類の霊的無知を失くすために、地上に霊的真理・霊的知識を降ろすことを計画しました。その前段階として霊界は地上に派手な “物理的心霊現象”⇨ を演出し、それを科学者に検証させ “霊魂説” を証明させました。“霊魂説”とは ― 人間は死後も霊魂として生き続ける・霊が住む死後の世界(霊界)が存在する・霊は霊界から地上に働きかけることができる、というものです。霊魂説の証明は、霊界通信が可能であることを意味します。霊界は次のステップとして霊界通信を地上にもたらしました。さまざまな霊界通信の中から、人類の霊的成長にとって重要な霊的真理を選別したものが世界3大霊訓です。アラン・カルデック編集の『霊の書』、霊媒ステイントン・モーゼスによる『霊訓』、霊媒モーリス・バーバネルによる『シルバーバーチの霊訓』です。その中で『シルバーバーチの霊訓』は、イエスを中心とする高級霊団が総力を結集して地上に降ろした“人類救済のための切り札”です。人類史上最高の霊的叡智であり、人類にとっての真のバイブルであり、スピリチュアリズム思想の最高峰なのです。地上人は霊的真理を手にすることで霊的無知から解放され、霊的知へと変わっていきます。魂が目覚め、霊的事実を理解できるようになります。魂の新生、霊的覚醒です。

< 霊的真理から救いに至る自力救済のプロセス >
人類は霊的真理によって地上を中心とした生き方から、霊を中心とした新しい生き方に目覚めるようになります。日常生活で真理を実践することで、それまでのお金や物の豊かさに価値を置く物質中心主義から霊中心主義へ、利己主義から利他主義へと変わっていきます。シルバーバーチが繰り返し述べている霊的成長のための実践項目は、霊主肉従の努力・利他愛の実践(周りの人々や動植物を愛していく)・利他愛の実践(霊的真理の伝道)・苦しみの甘受です。シルバーバーチが伝えてくれた霊的真理を最大限に活かし、地上人生を価値あるものとしていくためにはまず、霊的真理を正しく理解することです。その上で霊的真理の正しい実践へと歩みを進めていかなければなりません。シルバーバーチは、実践の重要性を繰り返し述べています。また日常生活ではさまざまな問題が生じてきます。そうした時には「神によって、すべてがよきように図られている」「どんなときも神の導きがあり、決して悪いようにはならない」こうした神と神の摂理への絶対信頼を持つことで、真理の理解が及ばない問題も乗り越えていくことができるようになります。

シルバーバーチの言葉
わたしは、常づね二つの大切なことを申し上げております。一つは、知識の及ばない領域に踏み入る時は、その知識を基礎とした上での信仰心に頼りなさいということです。

『霊的新時代の到来』P130/後ろ3~1

真理の正しい理解と実践に、神と摂理への絶対信頼(正しい信仰心)を積み上げた生き方が、スピリチュアリストとしての正しい生き方であり霊的人生です。その地道な努力によって、霊的成長という最高の霊的宝を手にすることができるようになります。霊的成長こそスピリチュアリズムによって得られる真の救いなのです。手にした真理を実践し、自分の責任において霊的成長という真の救いを得ていく、スピリチュアリズムは自力救済主義なのです。

シルバーバーチの言葉
魂の進化は、地上での生活を通して、あなた自身が達成していくものなのです。

『教え・上』P146/8~9

❒ 3月 読書会の感想

スピリチュアリズムが起こされた目的から始まり、人間の霊的成長へとつながっていくプロセスが明瞭に理解できました。今までシルバーバーチの霊訓を読んでいても、霊的成長のための実践内容を自分では今一つ読み取ることができなかったのですが、今回のビデオ学習でポイントが整理され、具体的に明確になりました。

日常生活において何を実践していくかを学びました。自分の魂の成長は、自分が日常生活を通して実践していくしかないと、あらためて思いました。

学習の中で「苦しみの甘受」という言葉が心に残りました。「霊的真理の実践を行いたい」と思う日々の暮らしや仕事においては、苦しみも伴います。「苦しみだ」と思っていたものが一晩寝て目覚めると「何が問題なんですか?」という「問いかけ」に変わっていることがあります。今日の学習の中の真理の実践内容に「苦しみの甘受」という言葉がありましたが「私も今実践しつつあるのだ」と思いました。また「摂理への絶対信頼」という言葉についても深く知ることができました。「救済の観点から見たスピリチュアリズム運動」について学ぶと「摂理への尊敬」という気持ちが生まれてきます。全ては霊的真理につながっていて、そこを起点に行動していくと、この物質世界である地上生活で答えに迷ったとしても、摂理に沿った正解が必ずあるのではないかと思いました。

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