学習内容
スピリチュアリズムの思想体系Ⅰ 死後世界観 ― 幽界
死後自分の死を自覚した人間がまず赴くのは、幽界(霊界の一部で、地上に最も近い死後の世界)です。幽界で一定期間生活する目的は、物質的な欲望や考え方を捨てて、“純粋な霊的存在”になることです。
幽界で生活している霊に対するガイド(霊)の助言
死の直後を迎えた、テリー・スミスに向けて
人間も死後生き続ける存在なのです。今、あなたは地上人生に引き続いて、こちら(幽界)でも生きています。そのうちあなたはご自分の生命がこれからもずっと続くことに気がつかれるでしょう。いわゆる“死んだ”というだけで人生が終わるわけではないことが分かるようになるでしょう。死ぬことによって、また別の人生が始まるのです。当面は、それについてはあまり心配しないでください。別の言葉で言えば、あなたは永遠に生き続けるということです。あなたには、今の世界(幽界での生活)や境遇にうんざりする時がやってきます。その時、結果的にはあなたは、ここで学ぶべきものはもう何もない、と思うようになります。そしてもっと別の経験をしたい、と思うようになるのです。それからより高い世界(霊界)へ行くようになります。そこでこれまでの世界では経験することのできなかったさまざまな新しい体験をし、多くのことを学ぶようになるのです。
「500に及ぶあの世からの現地報告」より
教えの中に「死によって肉体はなくなっても霊体に属していた心はそのまま幽界に持ち越されます。死んでも人間の心はすぐ変わるわけではありません。したがって死後もしばらくは地上時代と全く同じ考え方、性格、癖、人間性を維持します。地上時代の人格をそのまま持ち続けます。」とあり、地上生活に於ける普段からの精神活動の重要性をあらためて心に記したいと思います。幽界では地上生活につきもののウソ、偽善、建て前は一切通用しなくなります。とありますが、「なるほどな」と思う反面、正直これほど恐ろしい事柄はないな!と感じました。普段からそのような覚悟で生活したいと思っても、自分としてはかなり難しい対応だなと感じました。