読書会の学習内容と感想

シルバーバーチの霊訓

❏ 読書会の学習内容と感想

5月の学習内容

「シルバーバーチの交霊会」の舞台裏

今月は『 シルバーバーチの霊訓 』が地上に降ろされるまでの交霊会の舞台裏を、地上と霊界の3者の立場から見てきました。シルバーバーチの交霊会は、霊界と地上の人々で構成されていました。

①通信霊シルバーバーチの視点・・・「 シルバーバーチの教え・上 」の本文から

②地上人ハンネン・スワッハーの視点・・・「 シルバーバーチの教え・上 」の序文から

③地上の霊媒バーバネルの視点・・・「 道しるべ 」のバーバネルの遺稿から

今地上に展開している「 スピリチュアリズム運動 」は、イエスを中心とする高級霊団によって進められている「 地上人類救済計画 」です。霊団のメンバーであるシルバーバーチはイエスから次のような要請を受けました。

地上圏に降りて協力者の一団を集め、(※)-霊的メッセージを地上界へ届ける仕事を引き受けてくれないかとの懇請を受けたとき、私( シルバーバーチ )はそれを使命としてお引き受けしました。そのためには、メッセージを受け取ってくれる霊媒を探し出す必要があることも知らされました。そこで私は霊界の記録簿を調べ、この霊媒( バーバネル )に白羽の矢を立てました。

シルバーバーチの教え・上 P22 /3~7

(※)ー 地上への霊的メッセージには、物理的心霊現象や心霊治療、霊的教訓( 霊的真理 )などがありますが、シルバーバーチはあえて困難な「 霊的真理を説くこと」を選んだのです。

シルバーバーチは、霊界通信の地上の道具としてバーバネを育てるために、彼が母胎に宿る前、つまりまだ霊界にいる時( 再生する前 )から準備を始めた、という驚くような事実を述べています。地上に誕生後も、彼の物の考え方や身体上の癖まで徹底的に研究し、一体関係を強固なものにしていきました。数多くの宗教を勉強させ、最終的に彼は「 無神論者 」になりますが、それはバーバネルに「 スピリチュアリズム 」という霊的真理の受け入れ態勢をつくらせるための準備だったのです。霊界からの徹底した働きかけがあって霊媒としての準備が整い、バーバネルは18歳のとき初めて交霊会に出席します。そして2回目に出席した時、彼はシルバーバーチの「 霊言霊媒 」として入神したのです。それがバーバネルの「 霊媒 」としてのデビューであり「シルバーバーチの交霊会」の始まりです。
霊界ではシルバーバーチを中心とする霊団が組織され、あらゆる準備のもと、バーバネルを「 霊言霊媒 」に育てていきました。地上に最高の真理を伝えるための準備は、地上人の想像をはるかに超えています。大半の人は霊媒がいれば霊界通信を簡単に受け取ることができると思っています。しかし高級霊からのメッセージを受け取ることは容易なことではありません。高級霊界から物質世界である地上にメッセージを送るためには、想像を絶する困難を乗り越えなければなりません。
18歳のバーバネルは「 無神論者 」でした。スピリチュアリストになるつもりはなく、ましてや霊媒になることなど想像もしていませんでした。18歳で初めて交霊会に出席したバーバネルは、霊が霊媒の口を借りて喋るのを見てバカバカしいと思いました。ところが霊界側では、バーバネルを霊媒にするためにずっと導き続けてきたのです。そして2回目の交霊会でバーバネルは「 入神 」したのです。霊界側の意図と、本人の自覚との間には大きな違いがあることが分かります。バーバネルは霊界の強力な導きによって、再生前の決意通りその後約60年間、シルバーバーチの専属霊媒としてスピリチュアリズムのために人生を捧げたのです。
こうしたことは皆さんにも当てはまります。皆さんもまさか自分がスピリチュアリズムを学ぶようになるとは思ってもいなかったと思います。人生のさまざまな体験を経て、いつの間にかスピリチュアリズムに導かれ、霊的真理を学ぶようになっていたのではないでしょうか?霊界からの導きはなかなか実感できないかもしれませんが・・・一人ひとり霊界から強力に導かれてきたのです。そして今この時も、これからもずっと、霊界の人々は私たちを導き続けてくれるのです。どんな時も霊界の人々が私たちを強力に導いてくれていることを、常に意識していなければなりません。霊界の人々に絶対的な信頼を置き、その導きに委ね霊的人生を力強く歩んでいきましょう!
スワッファーはシルバーバーチの交霊会に出席し「 これこそ本物だ 」と確信しました。そして両者の関係は密接なものとなり、共にスピリチュアリズムのために尽力していったのです。
人間は誰もが地上に再生してくるとき、何かしらの決意をして生まれてきます。肉体に宿ってしまうと再生前の決意は意識に上りません。決意通りに生きていく人もほとんどいません。皆さんは他の人に先駆けて真理に出会い、真理を知らない人に知ってほしいと思っていらっしゃるのではないでしょうか?それは、再生前の決意を実行に移しているということです。

❒ 5月 読書会の感想

これまでの2年半の学習を通して一番うれしかったことは、死に直面した親戚の人に、真理を伝えてあげられたことです。「 人間は肉体がなくなっても死後の世界で、霊体と霊魂で生きていくこと。指導霊に従っていくこと。幽界では、自分の好きなことが何でもかなうこと 」などを伝えると、相手もうなずき話を受け入れてくれました。自分の両親や兄が亡くなる時には、自分にこうした知識がなかったため、言ってあげられなかったことが残念です。「 死んだら人間はどうなるの? 」と子供に聞かれた時、本当のことを言ってあげられる親は、いませんね。

地上に純粋な霊のメッセージを送るために、霊界では実に長い時間をかけ準備してきたことを、詳しく知ることができました。私自身もシルバーバーチが言うように、自分の潜在意識( 潜在意識の中にある自分の思想や願望 )にとらわれることなく「 慈しみの心で相手に接し、怒りを持って諌めることだけは絶対にすまい 」と思いました。

教えの文言を読んでいるだけでは分らなかった当時の雰囲気を、うかがい知ることがで きました。また内容の奥深さが伝わってきて( 表現が適切かどうかわかりませんが )平面的にしか見えていなかったものを、立体的にとらえられたように感じました。

今日の読書会で「霊界の導きに委ねる」という言葉が心に残りました。先月の読書会から今日に至る間に、仕事の悩み、家族の心配ごと、親戚の葬儀、世の中の痛ましいニュース、また平成から令和への改元などたくさんのことがありました。一つ一つの現象に向き合う時、慈しみの心、利他愛の視点を大事にしました。1ヶ月の実践の中でもぶれないでいられるのは、丁寧にシルバーバーチの教えを学んでいるからだと思います。

今世界で色々なことが起きています。日本でも残酷なことや痛ましい事件が毎日のように起きています。もし「 シルバーバーチの霊訓 」に出会えなかったなら、毎日が希望もなく、いつ自分が不幸のどん底に落とされるか怯え、生きていることが苦しみだけになってしまっていたと思う。今は高級霊団が人類救済のために人間を導いてくれていることを知り、本当に心の底から希望の持てる人生に変わってきています。「 魂を成長させる 」という目標を持つこともでき、本当にありがたいと思いました。

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