読書会の学習内容と感想

シルバーバーチの霊訓

❏ 読書会の学習内容と感想

10月の学習内容

スピリチュアリズムの思想体系Ⅱ 「 霊的世界観 」霊界の実態について

スピリチュアリズムは人類史上初めて「死後の世界の真実、霊界の様子」を明らかにしました。霊界から地上に降ろされた知識情報は膨大な量に及びます。重要ポイントを正しく理解するために「霊的世界の真実」を3つの観点からアプローチしていきます。

3つの観点とは

① 霊界の本質 ― 人間にとって霊界が存在することの意味

② 霊界の実態 ― 霊界の実際の様子。地上世界とはどのように違うのか?

③ 地上人と霊的世界の関係 ― 私たち人間は霊界とどのような関係にあるのか?

・6月の学習内容
 “ 霊界の本質 ”について こちらから ⇨

・7月の学習内容
 “ 霊界の実態 ”の中から「霊界は明るい世界・素晴らしい世界」「界層世界と霊的グループ」「霊界の支配者」について こちらから ⇨

・9月の学習内容
 “ 霊界の実態 ”の中から「霊界での生活」「霊界の宗教」「霊的成長至上主義」について こちらから ⇨

今回は霊界の実態の中から「人間以外の霊的存在者、天使・妖精」について学びました。 天使と妖精は一度も地上に誕生したことのない「霊的存在者、精霊」です。シルバーバーチは高級天使イエスの受肉( 地上への降誕 )の目的について明らかにしています。それはキリスト教で言われてきたイエスの姿ではありません。シルバーバーチは、キリスト教の根幹教義である“ 堕天使悪魔説 ”や“ 原罪説 ”、“ 贖罪説 ”を否定しています。今地上で展開しているスピリチュアリズム運動は、霊界主導の地球人類救済計画です。イエスは今、霊界でスピリチュアリズム運動を主導しているのです。

ナザレのイエスは、大霊から託された使命を達成するために物質界へ降誕した大霊の使者の一人でした。イエスは地上でなすべき使命は果たしましたが、それで 使命のすべてが終わったわけではなく、今なお霊の世界から働きかけています。

『 シルバーバ―チの教え・上 』P137/後1~P138/2

イエスは地上世界とは無縁な高い世界にいる高級天使でした。天使は神が造った世界の維持、管理を託された役人です。神の代理者として働いています。天使には大霊の摂理の執行官としての役目もあります。人間の行為が摂理通りになされているかどうかをチェックして、神の摂理に一致していれば霊的成長を承認し、外れていれば人間に修正の道を示します。“修正の道”というのは、神の摂理である「償いの法則」を通して人間に摂理違反を正す道を示していくということです。このように天使の立場では、摂理の執行を通して外から地上人に関わることしかできません。人間の霊的成長の歩みに直接関わり、手助けして導くというようなことはできません。直接人間に手を差し伸べてその成長を助けたいというのであれば、天使自身が人間になるほかはありません。こうしてイエスは高級天使としての立場を捨て、人間として生まれ変わりました。イエスは人間として生まれ変わることで、地球人類の救済に直接関りを持てるようになったのです。しかしそれは同時に、イエスに大きな負担と犠牲を強いることになりました。もともと肉体を持たない高級天使であるイエスは、重苦しい肉体という物質に閉じ込められ、不自由な肉体を道具として物質世界での苦しみを体験しました。その中で神の摂理に適った生き方を貫くことで、地上人に対して人間としての生き方の手本を示したのです。30年余りの地上人生を過ごした後霊界へ戻ったイエスは、今この時も霊界の上層部でスピリチュアリズム運動を主導しています。イエスを中心とする高級霊達が総動員体制で地上人を救おうとしているのです。

※参考
スピリチュアリズム普及会「 スピリチュアリズム・ニューズレター44号 」
スピリチュアリズムによって初めて明らかにされた“ 真実のイエス像 ”
スピリチュアリズムが教えるイエスの真相 ―1 こちらから ⇨

❒ 10月 読書会の感想

イエスが地上に降りて「神は愛である」ことと、摂理に叶った生き方の手本を示してくれました。しかし、その事実が歪められてキリスト教の教義になってしまったことは、とても残念なことだと思います。またイエスの一番悲しんでいることだと思います。「苦しみはよいこと」「純粋な利他愛を満たすこと」この人生の大きな宿題を、シルバーバーチが示してくれています。これを実践することで、妖精に出会えたらうれしいです。その前に、今自分の目の前のすべきだと思っていることが、正しい利他愛なのかどうか考える力をつけていきたいと思います。

天使と妖精については、これまで架空の存在だと思っていました。神の摂理の運行や維持管理を司っているということから、地上世界(自然界や人間)に具体的に関わりを持っていることが分かりました。神の摂理が人間に作用するプロセスの働きをする存在だとわかりました。

天使と妖精の話を聞いて、何か安らかな気持ちになりました。

今まで自分が何となくとらえていた天使の概念とは違い、驚くことばかりでした。具体的に天使の誕生とか天使の役目を知るにつれ、心が温かくなるような安らぐような、また身の引き締まる思いがします。今日はキリスト教の教えが単純明快に分かり、いつも違和感を持っていたことが納得できたような気がします。

霊界についての理解が深まりました。特にイエスの受肉のことや、天使妖精について知ることができとてもよかったです。またキリスト教で説かれている「堕天使サタンのような存在はいない」ことは驚きでした。今回読書会に初めて参加し、気づきをたくさんいただきました。

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