読書会の学習内容と感想

シルバーバーチの霊訓

❏ 読書会の学習内容と感想

今年は半年に渡り「 霊的世界の真実 」について学びました。シルバーバーチの教えを日常で実践し、皆が葛藤しながら成長の道を歩み始めました。神と霊界の導きに感謝しています。来年も読書会が霊界の支配のもとに進められ、共に成長していけることを願い、新しい年を迎えたいと思います。ありがとうございました。

12月の学習内容

スピリチュアリズムの思想体系Ⅱ「 霊的世界観 」霊界と地上人との関係

スピリチュアリズムは人類史上初めて「死後の世界の真実、霊界の様子」を明らかにしました。霊界から地上に降ろされた知識情報は膨大な量に及びます。重要ポイントを正しく理解するために「霊的世界の真実」を3つの観点からアプローチしていきます。

3つの観点とは
霊界の本質 ― 人間にとって霊界が存在することの意味
霊界の実態 ― 霊界の実際の様子。地上世界とはどのように違うのか?
霊界と地上人との関係 ― 私たち人間は霊界とどのような関係にあるのか?

・6月の学習内容 “ 霊界の本質 ”について こちらから ⇨

・7月の学習内容 “ 霊界の実態 ”の中から
「霊界は明るい世界・素晴らしい世界」「界層世界と霊的グループ」「霊界の支配者」について こちらから ⇨

・9月の学習内容 “ 霊界の実態 ”の中から
「霊界での生活」「霊界の宗教」「霊的成長至上主義」について こちらから ⇨

・10月の学習内容 “ 霊界の実態 ”の中から
「人間以外の霊的存在者、天使・妖精」について こちらから ⇨

・11月の学習内容 “ 霊界と地上人との関係 ”の中から
「 霊界から地上人類全体に向けての大々的な働きかけ 」― スピリチュアリズム運動「 霊界からのよい働きかけ 」
(1)― 守護霊 について こちらから ⇨

< 霊界と地上人との関係 > 5項目のうち、12月は③ ④ ⑤を学習しました。
① 霊界から地上人類全体に向けての大々的な働きかけ ― スピリチュアリズム運動
② 霊界からのよい働きかけ(1) ― 守護霊
③ 霊界からのよい働きかけ(2) ― 背後霊
④ 霊界からの悪い働きかけ ― 低級霊・邪悪霊
⑤ 善悪どちらの働きかけを受けるか決めるのは人間自身

③ 霊界からのよい働きかけ(2) ― 背護霊
背後霊は地上人に協力することを通して、人類の進化向上に貢献しています。一人の守護霊が地上人の一生を通して霊的成長のために導くのに対して、背後霊は地上人の仕事の内容、霊性や心境の高さ、使命に対する情熱の有無などにより役目を終えたり、別の背後霊に入れ替わったりします。複数の背後霊を持つ人もいれば、まったくいない人もいます。大きな使命を持つ人の背後には、何百、何千という霊が応援することもあります。
背後霊には3つのケースがあります。医者や芸術家、音楽家、宗教者など、かつて霊が地上で携わっていた仕事と同じ職業を持つ地上人の、背後霊になるケースです。スピリットヒーリングに携わるヒーラーの背後には、地上時代医師や治療師だった人が霊医として応援しています。2つ目のケースは、地上人を導くことで背後霊自身のカルマの清算と霊的成長を目的とするものです。高級霊が魂を鍛えるために、あえて指導困難な人間の背後につく場合もあります。3つ目は、スピリチュアリズム運動の軍団の一員として、人類の救済を進めるケースです。シルバーバーチがスピリチュアリズム運動の指導霊であるように、高級霊が特殊な使命を与えられた場合です。この場合、霊のカルマの清算という意味は全くなく、全て人類に対する愛の行為、愛の実践になります。この世には、霊界人の誠意と犠牲的な歩みを踏みにじるようなニセ霊能者がたくさんいます。欲望の誘惑に負け、神から与えられた霊能力を悪用し、この世の富や名声を求めるようになってしまうのです。

シルバーバーチの言葉
背後霊団のことを申し上げたのは、あなたもこちらの世界からの愛の保護下に あることを知っていただきたかったからです。人のためと思って努力している 人々はみな霊界からの愛とエネルギーに取り囲まれていることを自覚し、仕事 においてどれほど励まされ、勇気づけられ、感動させられ、そして支援されて いるかを知れば、いっそうの熱誠と情熱と集中力とをもって闘いに挑んでくだ さることと思うのです。
『霊性進化の道しるべ』P48/3~7

④ 霊界からの悪い働きかけ ― 低級霊・邪悪霊
死後霊的覚醒に至らず、幽界下層にとどまっている未熟な霊を低級・邪悪霊と言います。死後地上的意識をぬぐいきれない未熟な霊達は、地上人にさまざまな悪い働きかをします。
※参照 スピリチュアリズム普及会ホームページ
スピリチュアリズムとは 思想Ⅱ  6.霊的世界の存在者たちの中から
(3)霊的世界からの妨害者 ― “ 低級霊・邪悪霊 ”より2)未熟霊のさまざまなタイプ こちらから ⇨

⑤ 善悪どちらの霊の働きかけを受けるのか?決めるのは人間自身
私たち人間は霊・霊の心・霊体という霊的要素と、本能と肉体という物質的要素からできています。人間は常に2つのバランスをとりながら生活しています。霊が主導権を取り、肉をコントロールしている状態を、霊主肉従と言います。霊的なものは利他性を指向しますから、霊主肉従では、利他的な思いが心を占めるようになります。反対に霊が肉に押さえられている状態を肉主霊従と言います。肉体本能の欲求や物質欲が優位になっている状態です。肉的なものは利己性を指向しますから、自分中心の思いが心を占めるようになります。地上人は肉体を持ち物質に取り囲まれているため、すぐに物質的なものに惹かれ、肉主霊従の状態になってしまいます。意識的に努力していない限り、利己的な思いが心を支配するようになります。利己的な思いは怒りや憎しみ、嫉妬心、虚栄心や傲慢さとして心に渦巻くようになります。地上人が利己心や物欲、情欲などの思いを持つと、低級霊や邪悪霊はすぐにキャッチします。そして地上人を自分の手足として意のままにあやつるために働きかけを始めます。地上人が肉主霊従の状態の時、低級霊は最も働きかけやすいのです。ものの考え方や生き方が利己的で悪感情に支配されていると、自ら低級霊を引き寄せてしまいます。反対に心が霊主肉従ならば、善なる霊の働きかけを受けやすくなります。考え方、生き方が利他愛で満たされている時には、霊界からよい働きかけを受けられるようになります。「人のために奉仕したい」「役に立ちたい」という思いの人間に、低級霊は近づくことはできません。さらに地上人が不安や・恐怖心を抱いていると、霊的エネルギーを取り入れる魂の窓が閉ざされ、守護霊や背後霊は地上人を思い通りに守護することができなくなります。そして低級霊の侵入を受けやすくなります。反対に地上人が神と守護霊、背後霊へ絶対的な信頼を置いている時、低級霊は近づくことはできません。
また興味本位で心霊現象に関心を持っていたり、ご利益信仰に走ったりする人たちは、低級霊の格好の餌食となってしまいます。善悪どちらの働きかけを受けるのか決めるのは、人間自身です。地上人の心の持ち方がそれを決めるのです

シルバーバーチの言葉
邪霊をひきつける何らかの条件があるということです。アルコールの摂りすぎである場合もありましょう。薬物中毒である場合もありましょう。度を越した虚栄心、ないしは利己心が要因となることもあります。そうした要素が媒体となって、地上世界の欲望を今一度満たしたがっている霊を引きつけます。意識的に取り憑く霊もいますし、無意識のうちに憑っている場合もあります。
『シルバーバーチの霊訓 6』P151後2~P152/3

❒ 12月 読書会の感想

年寄りでも役に立つことをしていくことが大切だと思います。こういうことを勉強したら、いつでも霊的なことを意識して実践していかないとだめですね。

今年は去年に引き続き、個人的に「神の摂理」を学んできました。地上人生は自分との闘いだと思いました。「慈しみの心で人と接し、怒りを持って諌めることだけは絶対にすまい」シルバーバーチのように人と接することができれば、と思いました。

「背後からどのような霊が近づいてくるのかは、すベて自分の心が決める」というのが印象的でした。常に後ろ向きにならず、安らかな気持ちと希望を持って利他愛の実践を心がけていきたいです。今年は共に読書会で学ぶ人が増えてうれしいです。霊的真理を学ぶようになってから人生観がガラリと変化し、人生に対する不安がなくなりました。

霊界の良い働きかけが受けられるように自分の準備について考えることができました。 この一年を振り返り、SBの言葉に常に触れていたいと思うようになりました。朝夕と霊訓を手に取り読むと、心静かに落ち着いてくるのが分かります。SBの言葉がおいしい井戸水のように身体に染み込んできます。これからの人生を不安に思わなくなりました。

守護霊や背後霊が自分を見守り導いていてくれると安心し、ありがたく思っていましたが、自分の心の持ち方で悪い霊が自分を悪い方へと導いてしまうことを知り、大変厳しい摂理であると身の引き締まる思いがしました。しかし、低級霊や邪悪霊に近づかない方法も学んだので、しっかり実践していきたいと思います。今は真理に出会う前の苦しみから解放されました。読書会が心の支えになっています。死後の世界を知ったことで、死後にやりたい事がたくさんあります。読書会に参加する一年前と比べ、いつも霊的世界を意識して生活するようになりました。仕事で言葉を発する時も言葉を選ぶようになり、利己的な行動も少なくなってきているような気がします。来年はさらに利他愛の実践を頑張りたいと思います。
知識としてのスピリチュアリズムは少し身に付いたかもしれませんが、なかなか日常生活で実践することが難しいです。来年は少しでも実践し、霊的成長が一歩でも二歩でもできるように努力したいと思います。

守護霊とは別に背後霊の存在も学習しました。純粋な無償の愛で私達を助け協力して導いてくださるとのこと。また、低級霊、邪悪霊の存在も同時に学び感じたのは、やはり何事も自分自身が引き付けているという事です。心と生き方を正していれば邪悪な存在は近づけず、大霊の霊的エネルギーを受けることができると分かりました。シルバーバーチを知ってから、常に私達を見守ってくれる存在がいてくれるという安心感と、生きる自信みたいなものを持てるようになりました。身の回りで起きること、特に人との出会いに偶然はないんだと意識するようになり、出会いに感謝するようになりました。死に対する恐怖心も薄れました。

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