読書会の学習内容と感想

シルバーバーチの霊訓

❏ 読書会の学習内容と感想

4月の学習内容 

スピリチュアリズムの思想体系1「人間観」

4月と5月は、スピリチュアリズムの思想体系1の「人間観」についてです。スピリチュアリズム普及会作成のビデオ(前半部分)で学習をしました。さらに「人間についての真理を、日常生活の中で活用していくとはどういうことか?」について、具体的に見てきました。

<人間の身体の構成>
人間は霊体と肉体、2つの身体を持っています。それらは同じ形で同じ場所で重複して存在しています。霊体には霊と霊の心(霊的意識)があります。肉体には肉の心(肉体本能)があります。人間は、「霊」「霊の心」「霊体」という3つの霊的要素と、「肉の心」「肉体」という2つの物質的要素から成り立っています。霊的要素が物質的要素よりも上位にある状態が、霊主肉縦です。霊優位(霊主肉従)が、神の摂理に一致した人間本来のあり方です。

<霊と霊の心について>
霊は人間の本体であり、核となるものです。そして人間の本質である霊は、親である神(大霊)の分霊です。“霊の心”は、霊の表現器官であり、知・情・意として表されています。 シルバーバーチの「人間観」の最大のポイントは、「人間は霊的存在である」ということです。人間は永遠に個別性を持ち、霊的進化の道を歩み続け神に近づいていくのです。

参考
You Tube スピリチュアリズム普及会公式チャンネル
スピリチュアリズムの思想体系Ⅰ― 「人間観」こちらから ⇨

シルバーバーチの言葉
霊とは、あなた方の言う神、すなわち大霊の一部であり、媒体を通して自己を顕現しつ つより高みを目指してどこまでも向上していくものです。

『シルバーバーチの教え』(下)  P205/ 6~7

<人間についての真理を、日常生活の中で活用するとはどういうことか?>
手にした人間についての真理を日常生活で活用するとは、霊的視野で自分と周りの人々を見るということです。シルバーバーチが示した「人間観」という霊的真理を通して、霊的視野のメガネを通して自分自身を見る、周りの人々を見るということです。それは、「全人類は神によって、等しく分霊を授けられた神の子供であり、神を共通の親とする兄弟姉妹、霊的家族」だということです。だからこそ全人類は平等なのです。こうした霊的見方ができてこそ「人間観」を学んだ意味があります。人類がこの肝心な真理を知らない、分からないため、地上には戦争などの悲劇が絶えないのです。真理を知らない人は、外見だけで人を判断します。しかし、「霊的視野」で見ると、それらは人間の本質ではありません。ではシルバーバーチがくり返し述べている、神の子供に共通する最も大切なことは何でしょうか?それは霊的成長をすることです。人間は地上でも霊界でも、霊的成長をするために存在しているのです。誰もが永遠に霊的成長をして、神に近づいていくのです。神がそのように人間を創られたのです。霊的成長は人間の宿命です。日常生活で「霊的成長」を何よりも優先しなければなりません。「自分は霊なんだ!」といつも思い出してください。肉体にまつわるものは地上かぎりのものであり、死とともに消滅してしまいます。たくさんのモノやお金を手にしても、霊的成長をしなければ地上人生は価値のないものになってしまいます。どれだけ地位や名声を得たとしても、霊的成長をしなければ霊界ではみじめな思いに打ちひしがれることになります。「肉体に翻弄されない生き方をしていかなくては!」といつも思い出すのです。それが霊的視野で自分を見ることであり、手にした真理を活用するということです。それが、実践中心のハイレベル・スピリチュアリズムです。現象レベル(霊現象への興味)、思想レベル(知識の収集)のスピリチュアリズムでは、霊的成長をして救いを得ることはできないのです。また霊的視野で周りの人々を眺め、霊的無知の中にある同胞に、霊的真理という希望の光を手渡していきましょう。

❒ 4月 読書会の感想

人間の最も大切な目的である「霊的成長」のために、自分が霊的存在であることを自覚した努力の仕方をしていかなければならないと思いました。

今日の学習で一番心に残ったことは「霊の心は霊の表現器官で、知・情・意の働きとして表現される」というところです。物質主義の生活の中でも、「霊的知」を連想させるような現象があります。今、若い人が経済活動をする際に選ぶ企業は「エコ・フェアトレード・ジェンダーフリー・SDGS」をテーマにサービスを実践しているところです。また若者が楽しみとしているアニメの映画は、「人を助けたい。苦しい時、弱さに負けない」をテーマにしているものが多いです。これらは、「霊の心」の働きの「情・意」を表現していると思います。映画を通して自分のミニチュアの神に働きかけられることが、心地よいのではないのでしょうか。

神から分霊を与えられ、永遠に個別性を与えられたということは、神は人間に多様性を許し、一人ひとりを愛してくれるということだと思います。日常の中で仕事をしたり、家庭で過ごしたりする時に、自分に余裕がない時、苦しんでいる時には他者に対してやさしく接することができないことがあります。自分の自我の強さや利己性が嫌になります。しかし、自分の未熟さや無知を受け入れ真理を学ぶことで、霊的覚醒ができるように成長したいと思います。霊的視野で自分と周りの人を見ることで視野を広げ、歩みは遅くても霊的進化の道を歩み続けたいと思います。

人間の「個性は永遠に持ち続ける」とあるが、その個性とはどの段階で生まれるのか?大霊の分霊(火花)として最初に霊として誕生した時なのか?個性はまず肉体界に誕生し、この世でさまざまな経験をして初めて生まれるものなのかそれが疑問である。

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