読書会の学習内容と感想

シルバーバーチの霊訓

❏ 読書会の学習内容と感想

7月の学習内容

スピリチュアリズムの思想体系Ⅱ 「 霊的世界観 」霊界の実態について

先回からスピリチュアリズムの「 霊的世界観 」(死後世界観)に入りました。スピリチュアリズムは人類史上初めて、「 真実の死後の世界、霊界の様子 」を明らかにしました。

「 霊的世界 」を正しく理解するための3つの観点とは
1. 霊界の本質 …… 人間にとって霊界が存在することの意味
2. 霊界の実態 …… 霊界の実際の様子。霊界とはどんな世界?地上世界とどう違うのか?
3. 地上人と霊的世界の関係 …… 私たち人間は霊界とどのような関係にあるのか?

前回の内容「霊界の本質」は こちらから ⇨

今月は「霊的世界観」の2回目「霊界の実態」についてです。7つの内容がありますが、今回は以下の①~③までを学習しました。

①霊界は明るい世界・光り輝く素晴らしい世界
②界層世界と霊的グループ
③大霊(神)の摂理(利他愛)が 霊界全体の支配者
④霊界での生活(地上世界との根本的な違い)
⑤霊界の宗教
⑥霊的成長至上主義
⑦人間以外の霊的存在者――天使・妖精 ( 原始霊 )

< 霊界の実態 >

シンプルに最も大きな観点から霊界と地上を分けると「霊界は明るく光り輝く素晴らしい世界」「地上は暗黒の世界」と言うことになります。
スピリチュアリズムが明らかにした事実は「霊界は界層世界であり、霊的グループが存在する」ということです。界層の違いとは「霊的成長度の違い」です。霊的存在者である人間にとって、霊界は本来の生活場所であり永遠の住処です。地上人は死後、霊的成長度に見合った界層に入っていきます。地上では、霊的成長レベルの違うさまざまな人が同じ平面上で生活していますが、誰も一人ひとりの霊的成長度を知ることはできません。ところが死後霊界に入ると、それは界層の違いとなって表面化するのです。霊界は「霊的成長度による厳然とした住み分けがなされた世界である」ということです。
同じ界層の人達は、霊的親和性により引き合いグル―プ「霊的家族」を造るようになります。霊界にはグループが無数に存在します。「界層の数だけグループがある」ということです。「霊的グループ」「霊的家族」の中では、利他愛に基づく共同生活が営まれ、利他愛が展開する理想の世界が実現しています。霊的家族の結びつきは、地上の夫婦や兄弟、親友などとの関係とは比べものにならないほど親密です。「これほどまでに自分と同じ考え方、心の通じ合う人たちがいるのか!」と驚きます。グループはさまざまな人種・民族から成り立っていますが、人種差別や民族間の争いなどありません。さらに霊界では霊的に進化すればするほど、地上的男女差は薄れていきます。「男女の区別」は地上での肉体次元、物質次元での違いにすぎません。霊界には霊的成長度の差があるだけです。
霊的グループの中からメンバーが地上へ再生していきます。地上での体験( 霊的成長した内容 )を死後霊的家族の中に持って帰り、メンバーが共有することで、グループ全体が進化向上していきます。地上への再生を繰り返しながら成長していく段階の霊界を「地上圏霊界」と言います。やがて地上への再生が不要となる段階に到達します。地上圏霊界より上の世界を「宇宙圏霊界」と言います。宇宙圏霊界では天使と同格になります。イエスやシルバーバーチ、インペレーター霊などは、宇宙圏霊界にいる高級霊です。スピリチュアリズムはそのイエスを中心とした高級霊達が、地上人類救済のために進めている大プロジェクトです。シルバーバーチの霊訓は、この進化し光り輝く世界から地上に降ろされた、高級霊の叡智の結集なのです。
また霊界は霊的成長度による上下関係がはっきりとした世界ですが、それは地上のような物質的な力( 身分や地位、経済力 ) による上下関係、支配関係ではありません。霊界での上下関係は「 愛による上下関係 」です。霊界では霊的成長度の高い霊ほど( 上の界層へ行けば行くほど )多くの愛(利他性)を持っていて、下の者を愛し下の者の霊的成長を願っています。支配される者もその愛を受け、心から喜んで従うようになります。霊界には幸福感と喜びだけがあるのです。大霊( 神 )の摂理(利他愛)が、霊界全体の支配者なのです。利他性というのは「 神の摂理の1つ 」です。したがって霊界は「 神の摂理によって支配されている世界である 」と言うことです。

❒ 7月 読書会の感想

霊界は利他愛の摂理がそのまま行きわたっているすばらしい所だとわかりますね。地上でもそうなったら本当にいいけれど、それは無理ですね。会社の上下関係でも政治でも、人間が未熟だからそうするしかないのでしょうね。慈愛の精神を持って生きなくてはならないですね。

霊の世界のことは想像の域を出ない部分があります。シルバーバーチが明らかにしてくれた霊界の実態は、すばらしいと同時に厳しいものでもあります。この地上人生の大半を利他的に生きてきたとは思えない私にとっては悲しい気もしますが、利己的な生き方を謹んで、小さなことでも役に立つことをしていきたいと思います。

死を迎えた時に「人生頑張りましたね」とこの世から卒業し、明るい霊界へ帰っていく事実を確認できました。霊界でもいろいろ仕事をするようですが、もし自分が何かの事故で今日命を落とすようなことがあったら、死んだことを自覚できないで彷徨っている人たちのところへ行って「霊界にいっしょに行きましょう!」と声をかけ抱きしめてあげたいです。

霊界は神の摂理(利他愛)が支配する大変素晴らしい世界だということを知り、帰るのが楽しみになりました。死ぬことが昔のように暗いイメージではなくなりました。職場でのストレスで体を悪くしたりしたこともありましたが、霊界のことを学んでいくうちに、そのストレスも楽に受け止めることができるようになりました。もっともっと真理を深く学び、人や動物へ利他愛の実践がたくさんできるようになりたいと思います。

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