読書会の学習内容と感想

シルバーバーチの霊訓

❏ 読書会の学習内容と感想

4月の学習内容

『シルバーバーチの教え・上』 前書きと序文 ①

今月は1938年に出版されたシルバーバーチの教えのまえがきと序文から『シルバーバーチの霊訓』の素晴らしさを確認していきました。本題に入る前に、読書会の意味について 学びました。

〈シルバーバーチの読書会の意味について〉

スピリチュアリストが集って有意義な時間を過ごすことについて、シルバーバーチは次のように述べています。

それよりもっと大切なことは、あなた方自身の霊性を開発することです。毎週一回この会 に出席することによって皆さんは霊的波長が高まり、それだけ高度な叡智を受け入れやす くなっておられます。

『スピリチュアリズムによる霊性進化の道しるべ』 P242/3~6

読書会で霊的真理を体系的に学ぶことで、真理の理解を確実に深めることができます。 一人ひとりの霊的波長が高まり、真理を受け入れやすくなっていきます。霊界が地上に霊的真理をもたらした目的は、地上人が霊的真理を実践し、「霊的成長」をするためです。真理の正しい理解と実践を目的とした読書会は、そのままスピリチュアリズム運動の進展につながっていきます。

〈シルバーバーチの霊訓は高級霊の霊的叡智の結集であり、霊界通信の最高峰〉

①「シルバーバーチの教え」(上) 編集者A・W・オーシティン「まえがき」から
「サイキックニューズ社」のスタッフだったオースティンのまえがきから『シルバーバーチの霊訓』が「霊界通信の最高峰」であることを確認しました。今地上で展開しているスピリチュアリズム運動は、霊界の大霊団によって進められている「地球人類救済計画」です。その目的は「霊的真理による人類の救済」です。『シルバーバーチの霊訓』はシルバーバーチという個人の霊の思想ではありません。地上人の救済についてイエスを中心とした霊界の審議会で決定された高級霊たちの総意です。高級霊の霊的叡智の結集であり「霊界通信の最高峰」と言えます。通信の目的も示された内容も規模も、数ある霊界通信とは次元が違います。現在の地上にこれに匹敵する霊界通信はありません。高級霊たちの総意をシルバーバーチがメッセンジャーとして地上へ送ってきたものです。

皆さんは今、霊界での審議会で用意された叡智がこのわたしを通して届けられるのを お聞きになっていらっしゃるのです。

『スピリチュアリズムによる霊性進化の道しるべ』 P238/6~7

②「シルバーバーチの教え」(上) ハンネン・スワッファー「序文」から
『シルバーバーチの霊訓』が、高級霊界から物質世界である地上へ送られてきたプロセスについて見てきました。スワッファーは「フリート街の法王」と言われ、イギリスのジャーナリズム界で有名な人物でした。彼はまた60年ほど続いたシルバーバーチの交霊会の前半部分の主催者でもあります。霊界通信の90%以上は幽界レベルの霊から地上へ送られてくるものです。幽界にいる霊はまだ地上への再生が必要であり、物質性を多く残した霊ですから、その通信内容もレベルの低いものです。それに対してシルバーバーチはすでに地上圏霊界を卒業し、再生の必要ない段階まで進化した霊です。高級霊界に所属しているため、直接地上という物質界と接触することはできません。そこで高い階層から物質界へ通信を送るために、幽界にいる地上時代レッドインディアンだった霊を霊界の霊媒として用いたのです。『シルバーバーチの霊訓』は高級霊シルバーバーチから幽界の霊媒レッド・インディアンへ、そして地上の霊媒バーバネルへという、複雑なプロセスを踏んで届けられました。そしてバーバネルを通して、スワッファー主催の交霊会のメンバーに伝えられたのです。『シルバーバーチの霊訓』は、人類の救済という崇高な目的のために送られてきたものです。通信の中身は進化した高級霊だけが知っている、最高レベルのものです。大半の霊界通信とは次元が違う、きわめて特殊な霊界通信と言えます。こうしたことからも「シルバーバーチの霊訓」は他に類を見ない最高の霊界通信であることが分かります。

この本が出版されてからすでに80年以上経っています。80年の歳月を経て、「シルバーバーチの教え」はますます輝きを放っています。霊界が真理を地上に降ろした目的が明らかとなり、日本において時代はようやく真理の理解と実践へと移りつつあります。真理を日常生活で実践し、霊的成長へと力強く歩みを進めていきましょう!

❒ 4月 読書会の感想

90歳を過ぎ、身体を維持することが精いっぱいになってきているので、若い人たちがシルバーバーチをもっともっと勉強して、人に伝えてくれることを期待しています。

今日は編集者A・Wオースティンが編集している「シルバーバーチの教え」のまえがきを学習しました。「霊界通信は盲目的に受け入れるものではなく、また理性が納得しなければ遠慮なく拒否してください」とあります。なるほどです。自分自身『シルバーバーチの霊訓』に出会うまでさまざまな経験をして、ようやく教えを受け入れるところまで来ることができました。一歩一歩、歩んでいければそれでいい、そう思いました。

スピリチュアリズムが起こった背景や歴史がわかり、当時の雰囲気がしのばれる気がしました。霊訓を読む上で、今までより深く内容を読み取りたいと思うようになりました。

シルバーバーチの交霊会、そして本書が日本で読まれ、自分の手元に至るまでの流れを知ることができました。自分が生まれたころに、バーバネルの自宅での交霊会がスタートしていました。同じ時代を過ごしてきたことを思うと、教えの本により親しみが湧いてきました。今日の講義の中で、次の3つのことを再確認できました。「苦は自分の成長にとってありがたいこと」「地上は、人間が成長しやすいようにハンディがある所」「日常での真理の実践こそが、自分の霊的成長につながる」毎回読書会が待ち遠しく、次回までに自分が成長できているかを自問自答し、励みにしたいと思います。

「シルバーバーチの霊訓」は大変素晴らしいと思い、何となく本を読み進めていましたが、今日シルバーバーチの霊界通信の仕組みや、霊訓ができるまでの流れがわかりスッキリしました。また本を読んでいく上で、理解できない所や納得できないところもあり、モヤモヤしていましたが、納得できないところはとりあえず留保し、時間をかけていけば良いとのことから、もっともっと勉強していきたいと思うことができました。霊界の存在、守護霊や背後霊の存在を意識して、自分の悪い所を直していきたいと思います。

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