今月は“ 宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像 ”について、ビデオ(前半部分)で学習しました。全体像を把握するためには、２つの観点があります。一つは「救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」、もう一つが「宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」です。「スピリチュアリズムの全体像」を知ることは、スピリチュアリストとして、スピリチュアリズムの最も重要な部分を、最も大きな視点から理解したことになります。
９月の学習内容
ビデオの前半部分の学習内容
(1) 宗教の観点から見たスピリチュアリズムの定義
(2) 地上の宗教の実態 (宗教の問題点)
(3) 霊界の宗教とは
＜宗教の観点から見たスピリチュアリズムの定義＞
・霊界主導の人類史上最大の宗教革命
・霊的真理による地球上最大の宗教革命
スピリチュアリズムによる宗教革命は、イエスを中心とする高級霊が主導している人類史上最大の宗教革命です。これまで地上で起こった宗教改革とは次元もスケールも全く違います。具体的には霊的真理の普及によって、地球上のすべての宗教を霊界の宗教に置き換えようとする宗教の大変革のことです。それは今、地上で展開しているスピリチュアリズムが地上に確立することで成し遂げられていきます。
＜地上の宗教の実態 (宗教の問題点)＞
宗教の本来の使命は人類の霊的成長を促すことですが、地上の宗教はその使命を果たしていません。霊的無知から間違った教えを説き、人々の魂を霊的牢獄に閉じ込め霊的成長を妨げてきました。さらに組織エゴを増大させ、地上に戦争・紛争などのさまざまな悲劇をもたらしています。地上の宗教は、人類にとって有害な存在なのです。スピリチュアリズムは、地上の間違った宗教をすべてなくし、霊界の宗教に置き換えようとする“霊界主導の人類史上最大の宗教革命”です。
＜霊界の宗教とは＞
霊界ではすべての霊が「唯一・共通の宗教」を信じ、深い信仰心を持って生活しています。それに対して、地上には数えきれないほど多くの宗教があり、それらがいくつもの宗 派・教派に分かれて対立しています。
霊界での信仰対象は大霊である「神」と「神がつくった 摂理」のみです。霊的成長に関わる摂理は「利他性の摂理」と「カルマの摂理」ですが、「霊的成長のための実践」という点から言えば、「利他性の摂理」が最も重要です。摂理に一致した生き方によって霊的に成長し、喜びと幸せがもたらされることを霊界人全員が認識しています。霊界では、摂理に一致した生き方、つまり利他愛の実践に励む日々がそのまま信仰実践になっています。
霊界の宗教には、地上の宗教が重視している教祖や教義、組織、儀式や組織拡大のための布教活動などはいっさいありません。霊界では真実の神観に基づく真の宗教と信仰が存在するのです。あらゆる点で地上の宗 教とは正反対です。
地上人が何も知らない中で今、イエスを中心とする高級霊によって“人類史上最大の宗教革命”が推し進められているのです。それが スピリチュアリズムなのです。
この大変革の時代に『シルバーバーチの霊訓』を手にした私たちは、霊的真理にそって人生を歩んでいくことこそ真の信仰であることを、身をもって示していきましょう。間違った宗教の中で葛藤の日々を続けている人、心から納得できる真の信仰を求めている人、後悔のない本当の生き方を求めている人たちに、霊的真理を手渡していきましょう！
地上の宗教は基本的な霊的知識を持たないため、救いを求めようと一途に教義を信じる人々を、かえって霊的成長から遠ざける結果となっていることがよくわかりました。そうした気の毒な人がスピリチュアリズムと出会い、新しい人生が開けるように祈ると同時に、微力ながらスピリチュアリズムの霊的真理の普及の努力を続けたいと思います。
宗教にはもともと関心がなかったせいか、「地上の宗教」と聞いてもあまりピンときませんでした。特に思ったのは、霊界では唯一共通の宗教を信じていた霊も地上に誕生すると、この世の宗教を信じ、その違いから争いや傷つけ合い命を奪い合ってしまうようにもなるということです。大切なことは「大霊と摂理」だと思いました。