読書会の学習内容と感想

シルバーバーチの霊訓

❏ 読書会の学習内容と感想

今月は“ 宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像 ”の後半部分をビデオで学習しました。

前回の内容は こちらから
「宗教の観点から見たスピリチュアリズムの定義」「地上の宗教の実態」「霊界の宗教とは ⇨」

10月の学習内容 

               

(1) 真の宗教とは? ( 正しい宗教の定義 )
(2) 人類史上最大の宗教革命のプロセスについて

<真の宗教とは? 正しい宗教の定義>

地上ではそれぞれの宗教が異なる信仰対象を崇拝していますが、真の宗教の信仰対象は大霊である「神」と「神の摂理」だけです。

私たちが忠誠を尽くすのは、一つの教義ではなく、一冊の書物でもなく一つの建造物でもなく、生命の大霊とその永遠なる摂理です。

『シルバーバーチの教え・上』 P41/6~7

地上の宗教の信仰実践とは、総本山へのお参りや教会での礼拝や儀式を欠かさないこと、教義を何回も唱え忠実に守ることなどです。そして布教活動に熱心に参加する人が信仰熱心な人とされますが、真の宗教における信仰実践とは、摂理にそった日常生活そのものなのです。その摂理とは「霊優位の摂理(霊主肉従の摂理)」「利他性の摂理」「カルマの摂理」です。具体的には、霊的コントロールによって、霊主肉従の状態を保つ努力をする。利他愛の実践に励む。必要な苦しみを甘受して乗り越えていくということです。それがそのまま霊的成長の歩みになっています。真の宗教とは摂理に一致した生き方を人々に教え、人々の霊的成長を促すものでなければなりません。地上の宗教が重要視している教祖や教義、儀式や布教活動や宗教的施設などは、人間の霊的成長にとって必要なものではありません。 さらに真の宗教と地上の宗教の大きな違いは救済観です。地上の宗教の救いは、神仏や教祖の霊能力などによって苦しみや困難を取り除いてもらうという他力救済です。一方、真の宗教は摂理に一致した利他的な生き方によって霊的成長をし、自分で自分を救うという自力救済です。本当の救いは摂理に一致した自らの歩みによって得られるのです。真の宗教の目的は、一人一人の霊的成長と、地上世界に神を親とする霊的同胞世界を築くことです。
シルバーバーチが指摘した地上の宗教の間違いによって、地上人類はやっと盲目の信仰から目を覚ますことができるのです。高級霊が地上にもたらそうとしている「真の宗教」とは霊界の宗教のことです。それは今、地上で展開しているスピリチュアリズムのことなのです。

<人類史上 最大の宗教革命のプロセスについて>

スピリチュアリズムによる宗教革命の武器は、霊界から地上に降ろされた霊的真理です。具体的に言えば、『シルバーバーチの霊訓』です。霊的真理という武器で従来の宗教の壁を壊し、霊的牢獄に閉じ込められていた人々の魂を解放していくのです。シルバーバーチはそれを魂の革命と言っています。「魂の革命」によって人々は、本来の生き方である霊的成長の道を歩むようになるのです。

私たちは物質世界の子供たちがどのようにすれば霊的真理の光に浴し、伸び伸びと生きることができるのか、どのようにすれば人間的産物である教義への隷属状態から脱け出せるかをお教えしようとしているところです。もとよりそれは容易な仕事ではありません。なぜならいったん宗教的束縛を受けるようになると、迷信の厚い壁を真理の光が突き抜けるには、永い永い時間を要するからです。

『シルバーバーチの教え・上』 P40/後6~12

宗教革命は、時期のきた人を通して霊的真理が広がり進行していきます。それによって地上の宗教は1つ、また1つと消滅し、地上に霊界と同じ正しい宗教が確立していくのです。宗教革命が達成されるまでには、何百年から千年の時が必要です。それまでは、悲劇・不幸・苦しみが続くことになります。しかしスピリチュアリズムによる宗教革命の成功は、すでに確定しています。ルバーバーチは次のような力強い言葉を述べています。

しかし間違いなく言えることは、新しい世界の種子がすでに地上界に根付いているということです。既得権力の座に安住している者たちがいかなる策を弄しても、それは功を奏さないでしょう。イエスは、「天に為されるごとく地にも為されるであろう」と二千年前に述べています。それが実現しようとしているのです。

『シルバーバーチの教え・上』 P66/9~12

高級霊たちは、周到な計画のもと着実に宗教革命を進めています。私たちは人類が霊的無知から解放され、真の宗教を拠りどころとして正しい人生を歩むようになるまで、高級霊の道具として精一杯働いていきましょう!

❒ 10月 読書会の感想

既成宗教の中で気付くことなく間違った信仰を続けている人が、一人ずつ、一日も早く真に目覚めの時がくるよう祈るばかりです。自分がスピリチュアリズムの真理による恩恵を受けたように、今度は暗闇の中にいる人の手助けができるように微々たる力ですが、霊界の道具となりたいと思います。真の宗教と、これまで関わっていた地上の宗教との違いが 具体的にとてもよく理解できました。

最大の宗教革命を知って幸せな気持ちになりました。霊的実践は、「シルバーバーチの霊訓」に直接出会うことができた人と、出会っていないけれど利他愛に溢れている人が行っています。スピリチュアリズムの小さな結晶を持って歩んでいけば、世界は変われると信じています。小さな点がいつか線となり、地球がスピリチュアリズムの輝きで包まれる日が来るということが、今日の読書会で再確認できました。私もその一員だと思うとうれしくもあり、また責任も感じます。

スピリチュアリズムが地上に確立するには何百年~千年かかるということ、また新しい秩序による世界の誕生には痛み、苦しみ、涙が伴うこともあるとのことで、今後の歩みの時間の長さに気が遠くなるような感覚を持ちました。今この世に存在する宗教と呼ばれるものは全て間違いとはっきり断言され、本物の宗教とはサービス(無償の奉仕)であるというシンプルですが非常に重い言葉が身に染みました。

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